『コンサート期間中に体調を崩しているヒロインを気遣うメンバー』









「なんや今日あいつ遅ない?」
「え、キミくん知らんの?」
「何を」
今病院やで」
「は?なんで?」
「風邪風邪」
「そうなん!?」
「たぶんそろそろ着く」
「おはよーございまーす・・・」
「お、うわさをすれば」
「出たな口裂け女」
「マスクしとるだけですー」
「大丈夫なん?」
「うん、熱は下げた」
「下がったんやなくて、」
「下げた」
「あー・・・」
「というわけで本日はこれ以降こちらの楽屋には来ませんので」
「引きこもるんか」
「そや。移したら大変やからね」
「ふーん・・・」
「それではリハーサルでお会いしましょう。ドロンしますばいばーい」
「・・・・・・・・・なかなか」
「重症やな」
「めっちゃしんどそうやったな」
「あいつ今日走れるか?立ち位置変えれるなら変えたほうがよくない?」
「メインステージに近いほうがええよな」
「あ、そんなら俺代わるで!」
「ほんでも俺らだけで決めれることやないやろ」
「聞いてくる聞いてくる、そんくらい」














お前何しとんねん」
「何って。リハーサルやんリハーサル」
「ええから座る!どうしてもってとこ以外はここに座っとけ」
「・・・でーもー・・・」
、水ある?」
「持ってないけど」
「はいコレ。フタ開けれる?」
「開けれる開けれる・・・ありがとー・・・ええの?」
「ええわさ!風邪んときは水分が大事やからな!」
「すいませんなぁ」
「おーい!立ち位置の話通ったで!」
「え、なんの話?」
「お前あんま走るのツライやろ。今日はオープニングのとき安田と立ち位置チェンジして、そしたらメインステージ近くなるからそんな走らんで済むし」
「うーわ、マジで?え、やっさんはええのそれで?」
「ええに決まっとるやん!」
コレやる」
「・・・なにコレ」
「もう薬は飲んできたんやろ?あんま混ぜたらアカンから俺の薬はやれんけど、のど飴溶かしたすばちゃん特製ドリンクや」
「あーりーがーとー」
「ええのど飴使っとるから」
「ふふ、ええのど飴ですか」
「しかもさらに蜂蜜入りや。これめっちゃ喉ラクになるで」
「わーい!」


















コンコン


「立ち入り禁止です」
「もう入ってもうたからなぁ」
「マスクしとるから平気やろ、そんなこと言う前に鼻水を拭けお前」
「あー失礼・・・」
「どやねん、具合!」
「や、でも一回目公演してみたら意外と動けたで大丈夫」
「あと一回いけそうか?」
「いかなしゃーないやろー」
「ほんでも無理はできんやろ」
「無理するよー無理せずにはいられん病気やねんあたし」
「アホなこと言っとらんと。明日もコンサートやぞ、ほんまに平気なんか?」
「大丈夫です!もーなんかなーリハんときからみんなめっちゃ親切で泣きそうや」
「なんかいろいろもらっとったな」
「大倉なんかしたか?」
「・・・・・・してへんなー」
「なんやその笑いは」
「や、でも亮ちゃんかてなんもしてへんやん」
「俺は心配しとるから」
「それアリなん?じゃあ俺応援するわ」
「ハイハイふたりともありがとーなー・・・でもそろそろ戻らな。ほんまに移ったら大変やから」
「せやな。まだ夜の部まで1時間くらいあんねやからちょっと寝とき」
「うん、そーするわ」
「あ、、子守唄歌ったろか?」
「あっはは!それええな!おい、俺ら歌ったろか二人で子守唄!」
「いや、おとなしく寝かせてくださいよ・・・」
「なんや俺らの歌声じゃ寝られへんか」
「無理ですねー・・・」
「あっはっは!」
「じゃあまた後でな!」
「お大事にー!」


「・・・・・・ありがたい話ですよ、ほんまに・・・」










(1日2回公演のシチュエーション。1回目コンサートの後なのでナチュラルハイな錦戸くん大倉くん。)