「明日出発ですよ、ハワイに」
『そうですね』
「明日発って明日着いて明日挙式っていうハードスケジュールになっちゃったけど」
『そんくらい大丈夫やて、飛行機ん中で休んどいたらええねん』
「忙しいのには慣れてるしね」
『ほんまやで。芸能人でよかったな』
「ほんとだよ。・・・準備終わった?」
『そこは完璧!着替えとかもちゃんと持ったし』
「俺もだいたい終わった」
『向こうの天気もええみたいやし、ラッキーやったね」
「だね。あとは寝坊だけしないように」
『せぇへんよそんな大事な日に!』
「ふふ、うん、だよね」
『・・・・・・あのさぁ』
「ん?」
『・・・ほんまにあたしでええの?』
「・・・・・・」
『ほんまに、あたしで、ええの?』
「・・・当たり前じゃん」
『・・・あたし、めんどい女やで?』
「俺だって鬱陶しい男だよ」
『そんなことないよ』
「そう言うならだって、そんなことないんだよ」
『・・・ふふ、なんやねんその理屈』
「まぁ自分で言っててなんだそりゃって思ったけど今」
『思ったんや』
「俺にしか通じない理屈だなと」
『・・・そんなことない。通じたよ、今」
「・・・あは、ほんとに?」
『ほんまに』
「じゃあ、大丈夫だ」
『そうかもね』
「・・・どうにかなるって気持ちで、一緒になるわけじゃないから」
『・・・・・・』
「俺がのこと一番幸せにするんだ、俺がのこと一番幸せにできるんだーって思い込んでさ、根拠もなく」
『・・・・・・』
「それでもその自信つけるまですっげぇ時間かかったけど・・・それでも、今はちゃんと思えてるから。のことは俺が守るし、俺が絶対のこと幸せにするって思ってる」
『・・・うん』
「・・・もうさ、嫌になっちゃうくらい好きで、のこと。その分すっごい怖いこともあるんだよ、もうなんかわけわかんないくらいに」
『うん』
「でも、何が起きたって俺は負けないし。俺がのこと好きだとか愛してるだとか、そういう気持ちは絶対に揺るがないって確信してる」
『・・・・・・』
「・・・そんな俺に・・・、だったらきっとついてきてくれるって思ったから、結婚しようって言ったんだ」
『・・・・・・あたしは』
「うん」
『最初、わけわからんかって。なんで山ピーがあたしなんかを好きになるんやろ、なんであたしなんかと結婚したがるんやろって』
「・・・うん」
『あたし、アホやし。すぐ落ち込むしすぐ逃げるしめっちゃ自己中やし。欠陥人間やって思ってて、自分のこと。足りひんことばっかで、ハンデもらうばっかの欠陥人間や。そんなあたしと一緒におったって何にも得なことなんてないし、山ピーには。実際迷惑ばっかりかけてきた』
「迷惑だったことなんて一度もない。大変だったこととかつらいこともあったといえばあったよ、正直に言うとね」
『・・・・・・』
「だけど、それだけだったわけじゃない。俺にとってはたとえが何考えてようが笑ってようが泣いてようが怒ってようが、がそこにいるっていうだけで幸せなんだよ。一緒にいられるだけで、・・・安っぽい表現になっちゃって恥ずかしいけど、毎日すげぇキラキラしてて、もうなんか・・・毎日、どんどん宝石箱がいっぱいになってくの」
『・・・・・・』
が生まれたとき、まぁ俺はまだ生まれてないんだけど・・・でも俺は、俺の中には、生まれたときから専用の宝石箱があったんだと思う」
『・・・いつか、出会う日のために?』
「そう。そんでNEWS結成で初めて出会って、その日から毎日・・・ずーっと今日までの毎日、は俺に宝石をくれてたんだよ。俺にとってはそれがもうこの世で一番、何とも比べ物にならないし何とも交換できない、世界で一番大切なものなんだ」
『・・・・・・』
「・・・ありがとね、俺にそんな素敵なものくれて。俺は、そのおかげで・・・すっごい幸せなんだ」
『・・・・・・あたし、もらいっぱなしやと思っとった』
「・・・・・・」
『言葉でも物でも、山ピーはたくさんあたしにくれて、あたしは何回もそれに救われてきて。だけどあたしは山ピーになんも返せてへんし、何もあげれないってずっと思って、それがずっと申し訳なくって、なのに山ピーはいつでも許してくれて』
「・・・・・・」
『それが苦しくなるときもあったし、それくらいやったらなんもいらんって思ったこともあったの』
「・・・うん」
『・・・せやけど・・・もし山ピーが言ったみたくあたしが山ピーになにかを毎日、少しずつでもあげられとったんやとしたら・・・それがほんまやとしたら、」
「・・・ほんとだよ」
『・・・・・・あたしは、これからも山ピーのそばにいたい。山ピーのそばで、これからも・・・毎日なにかをあげつづけて、山ピーのこと幸せにしたい』
「・・・・・・うん」
『・・・・・・うん』
「・・・、」
『・・・・・・』
「俺のそばにいてください」
『・・・はい』
「俺のこと幸せにしてください」
『・・・はい』
「・・・俺と、結婚してください」
『・・・・・・・・・はい・・・』
「・・・・・・と、手繋いで・・・一緒に歩いていきたい」
『うん、・・・・・歩いてこ』