(はやとつっちーひゅーがタケりゅー)






「・・・いやいや」
「いやいやいやいや」
「いやいやいやいやいや」
「いやいやいやいやいやいや」
「うるさい」
「だってさだってさだってさ・・・」
「ミラクルが起きてんだぜ」
「・・・確かに奇跡的だけど、ってゆーか、まずおかしいでしょ」
「おかしくてもいーんです!」


「4月からこの黒銀学園3年D組に編入しました、です。よろしくお願いしまーす」


「「「「「「「「「よろしくーーーーー!!!!!」」」」」」」」」」


「・・・・・・いやおかしいでしょ」
「いーの!おかしくったってなんだっていいんだよ!」
「そーそー、大事なのは結果!」
「このクラスに女子がやってきたっていうこの現実!」
「しかもあのレベルの高さ!『進路:芸能界』とかにしたって止めねーぜ誰も」
「成功するぜ?」
「写真集出たら買うぜ?」
「神様さんきゅーーーー!!!」
「男子校だぞ?」
「それについてはーヘイつっちー!」
「ハイ!職員室前にてリサーチしてきた情報に寄りますとー」
「盗み聞きだろ」
17歳はもともと東京都の名門女子校に通っていた超お嬢様!父親は議会議員で母親は地域自治体会長というエッリーーート!」
「自治体はそんなに権力ねぇだろ・・・」
「それが突然この黒銀学園、しかも3年D組を名指しでご指名、両親の権力プッシュで理事長の許可を取り、」
「取れるのがおかしい」
「寄付でもしたんじゃねーの?」
「それでそれで?」
「晴れてこの4月から編入!現在に至るというわけですねー」
「おめでとうございまーす!」
「ありがとうございまーす!」
「なんで?なんでこの学校に来たがったの?」
「そこまでは聞いてねぇ」
「聞いとけよ」
「竜、どーでもいーんだよそんなことは」
「いやよくねぇだろ」
「い・い・の!・・・・・・ちゃーん!」
「ハイ?」
「俺、矢吹隼人。隼人って呼んでくだぱい」
「武田啓太でぇーすよろしくよろしくー!」
「土屋光!よろしくぅ」
「俺は日向浩介ね。こうちゃんって呼んで!」
「誰も呼んでねぇだろこうちゃんとか」
「・・・・・・」
「ほら竜もー。ちゃんと自己紹介しなきゃー」
「・・・小田切竜」
「おっ前ホント愛想ねぇなー」
「うるせぇよ」
「あ、どうもわざわざーです。よろしくー」
「さっそくだけどさぁ」
「ん?」
「俺と付き合わねぇ?」
「付き合わない」
「ぎゃはははは!」
「早い!どっちも早い!」
「隼人フラレたー!」
「・・・バーカ」
「・・・・・・・・・ま、いいやこれからこれから!・・・絶対惚れさせるからな。覚悟しとけよ」
窓際の席がいいんだよねー」
「おー座っちゃいな座っちゃいな!」
「どこでもいいよもーどこでも!俺のひざの上でも!」
「硬そうだからいやだ」
「ハイつっちーげーきちーん」
「シカトですかこのやろう・・・!」
「制服コレどーしたの?」
「それっぽいのを特注で作ってもらったー」
「可愛い!」
「アリ!全然アリ!」
「生活に潤いが出てきたねぇー!」
「りゅーうー。なんでそんな仏頂面なの?」
「別に仏頂面とかじゃねぇし」
「何照れてんだよ」
「照れてねぇよ。・・・お前さぁ、なんでこの学校来たの?」
「桜が綺麗だったから」
「え?」
「一回この学校の前通ったときに、校庭にある桜がすごい綺麗だったんだー。でね、その桜が一番よく見えるのが、この教室だったの」
「・・・へぇ・・・」
「たしかに・・・ここからはよく見えるよな、桜」
「それだけだよ」
「惚れた。ますます惚れた。絶対落とす」
「竜は納得した?」
「・・・・・・まぁ」
「じゃあよろしくね、竜」
「・・・よろしく、