(はやとつっちーひゅーがタケりゅー)






「っていう予測を俺たちはしてたわけですけど、真相は?」
「というか、アレ?もしかして今お召しになっているそちらのスーツは・・・」
「6万8千円でござーますよ」
「これか!」
「つかお前足りてなくね?貯金オーバーしてねぇ?」
「ふっ・・・オイオイオイオイきみたちねぇ、俺を舐めてもらっちゃー困りますよ。俺は不可能を可能にする男だ」
「どしたの?」
「・・・・・・」
「なに溜めてんの」
「なんだよどんな手段使ったわけ?」
「・・・・・・・・・弟に2万借りた」
「ミジメ!!!!」
「だっせ・・・」
「弟・・・ちゃんと小遣い積み立てしてた・・・」
「お前と違ってしっかりしてんなー」
「つか隼人が反面教師だったんだろ」
「たしかに。隼人見てりゃーそりゃしっかりしようって思うわ」
「・・・・・・」
「ままままま、とにかくそれでちゃんとスーツ買えたんじゃん!よかったじゃん!!」
「それで乗り込んだワケだ邸に!」
「どうよ、どんなおうち?」
「ゾウガメいた!?」
「いねぇよどっから出てきたんだよゾウガメ」
「じゃあ何がいた?やっぱ大型犬?」
「庭の池にー、鯉がいっぱいいた」
「日本家屋か!!」
「あーそっかそっちね・・・はいはいはい、なんか勝手に洋風の豪邸思い描いてたわ」
「ヤンクミんちみたいな感じか」
「へぇー・・・庭ねぇ・・・」
「それとは別に中庭もあった」
「マジで!?」
「その庭もなんか知んねーけど砂の場所とか岩の場所とかまで計算されつくしたなんとかっていう」
「なにそれ」
「枯れなんとかっていうのをイメージしたなんとか」
「何もわかってねぇなお前」
「あー・・・」
「え、わかんのそれで竜」
「なんとなくな」
「わかったのお前だけだぞ多分こん中で・・・お前やっぱすげぇわ」
「枯山水じゃなくて?」
「そんなんそんなんそんなん!そんな感じの言ってた気がする」
「誰が説明してくれたのそんなの、?」
「いや、お父さん」
「お父さん!?の!?」
「そう」
「え、うそうそうそ、なんか仲良くなってない?」
「そう!なったんだよ!わりと仲良くなったんだよ俺ら!」
「うっそだぁ!無理でしょそんなの!!」
「え、どんな?どんな会話して仲良くなった?」
「いやよくわっかんねーけど、政治の話とかされだして」
「あぁ、議会議員だからねお父さん」
「わかるわけねーじゃんそんな話題がお前に」
「いやわかんねぇよ?わかんねぇから俺は、とりあえずオバマがいいと思うって答えたんだよ」
「え、あっちの話!?アメリカの政治の話したの!?」
「いやそれもわかんねぇんだ、そもそもオバマって何したひと?」
「知らねぇの!?」
「何したひとっていうかこれから何かをするひとなんだけどね」
「よく話できたなお前」
「そこはもー、腕だろ腕!トークの腕!」
「口八丁か」
「そんなこんなで仲良くなりー、」
「変だなーいろいろと・・・のお父さんも結構変わったひとなのかね」
「かもな」
「え、で、お母さんは?ザマスだった?」
「ザマスって何?ってかのお母さんマジでいいひとだった!やばかった惚れるかと思った」
「お母さんに!?」
「松田聖子に似てた」
「マジで?」
「じゃあいろいろ嫌味言われたりはしなかったわけか?」
「逆逆!!超ーーー褒められたんだから俺!」
「お前のどこを褒めんの!?俺らには見つけらんねぇよお前の褒めどころなんて」
「若いうちからちゃんと働いて世間を見るのはとてもいいことねって」
「うわ」
「お父さんと一緒に家族を養ってるなんて素晴らしいわって」
「弟に借金したくせに?」
は世間知らずのところがあるから、あなたみたいなしっかりしたひととお付き合いしてれば安心って」
「しっかりしてねぇーーー!」
「お母さん気付いて、この子オバマ知らないんだよ!」
が世間知らずっていうとこだけは納得できんだけどな」
「ってかめちゃくちゃうまくいってませんか?信じらんねぇ」
「そうなんだようまくいっちゃってんだよ!これはもう安泰じゃないですか?」
「おかしいだろ・・・俺に娘がいてこんなん連れてきたらだいぶショック受けんぞ・・・」
「んでだよ。」
「・・・お前さぁ、」
「何?」
「結婚の話とか、調子にのって言ったりしてねぇだろーな」
「え、しましたよ?」
「しましたか!!」
「したの!?ウソ!マジで!?」
「つか最初に言った。自己紹介で言った」
「なんて!?」
「矢吹隼人です。さんと結婚を前提としたお付き合いをさせていただいてます」
「マジかよ!初対面会って5分で結婚宣言!」
「普通の親父なら怒り狂うだろ!」
「つかの反応は?」
「お前に結婚の話とかしたことないんだべ?」
「兼ねたの。」
「兼ねたのかよ!そこでラクすんなよお前!」
「びっくりしてたわあいつ」
「当たり前だろ」
「そうだよねが一番びっくりだよねー・・・でも特に否定とかせず?」
「しないしない!あたりめーじゃん!」
「なんか言ってた?」
「『そうみたいです』って」
「『そうみたいです』!!」
「他人事かよ」
「じゃあもうある意味のプロポーズ受けちゃった感じなんだ」
「あたりめーだっつの。断るわけねぇじゃんが!」
「お前のその自信どっから来てんの?」
「つーかそこでむしろ掴みはバッチリみたいな?だってお父さん爆笑してたもん」
「爆笑するところじゃないけどね!」
「ギャグだと思われたんじゃねーの?」
「お母さんは感激してたし」
「お母さん天然寄りだな・・・」
「まぁなんだかんだでうまくいったんだよ!祝えお前ら!」
「えー・・・」
「なんか素直に祝いたくなーい」
「もうひと波乱ほしかったな」
「妬くなってー俺が幸せだからって!」
「隼人ー、」
「んー?」
「うぜぇ」
「はぁ?」