(はやとつっちーひゅーがタケりゅー)








「ねぇってさー、貯金どんくらいあんの?」
「はっ?すーごい不躾な質問だねー・・・」
「ブシツケって何?」
「かつお節の仲間だろ」
「なんか濃そうじゃね?」
「酒のつまみになるんだよ、たぶん」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・まぁそれはいいや。それで?なんでそんなこと急に聞くわけー?」
「・・・・参考までに!」
「何の参考?」
「・・・ほら俺らって就職組じゃーん?同世代の学生の経済事情が気になるっつーかさー」
「そうそうそう、俺ら就職してる19歳とー、進学してる19歳の間にどんだけの格差があんのかっつーことに、まぁ興味がありまして?」
「ね、そこはひいては日本経済の縮図っつーか?」
「むつかしい言葉、頑張って使ったんだねって感じ・・・」
「・・・逆にバカっぽく見えんだけど」
「ねねね、教えて教えてセニョリータ!」
「セニョリータって」
「教えるだけなら減らねーじゃん。なぁ?」
「・・・まーいいけど・・・そうねー・・・今だいたい、さんびゃく」
「さんびゃく!!?」
「円!!?」
「まさか!三百万くらいだよー」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・ハイソ・・・」
「お嬢様め・・・」
「軽く言いやがる・・・」
「・・・っつかなんでバイトもなんもしてねぇのにそんなにあんだよ!」
「うち二十歳まではお小遣いもらえるからー、それを貯めてるだけ」
「二十歳まで!!?」
「甘やかされすぎじゃね!!?」
「そう?だって成人するまでは両親にの扶養義務があるでしょー?」
「ふよーぎむ?」
「・・・お前そうやって会話に英語挟むんじゃねぇよ!」
「日本語しか喋ってねぇよ」
「っつか、三百万・・・・」
「隼人。お前、今はまだダメだ、やっぱり」
「そうそう、これは圧倒的に不利だ」
「・・・・・・・格差社会・・・・・・」
「・・・う、うん!よくそんな難しい言葉覚えたね隼人!」