『おめでとさーん』
「・・・あの、ちょ、待ってもらっても」
『え、あ、今都合悪い?いやええねんそんなら別に、おめでとう言うためだけの電話やから』
「ちゃうねん!いや、違うんです!あのー、」
『どうしたん』
「ちょっとこの携帯の録音ボタンってどれかなって」
『録音?』
「今の、この、さんが俺におめでとう言うてくれてるこの会話を録音したいんです!」
『いらんやろ普通にそれは!』
「いるますよ!!」
『いるますよって!!一個歳とっても不思議な噛み方は続行やな!』
「い、り!ますよ!!ええの!やめてください俺今年もう噛まんもん!え、いやちょっとほんま待って」
『いや待てと言われたら待つけどやな、』
「あった!たぶんコレ録音ボタンや」
『見つけてもうたか』
「じゃ、おめでとうってもっかい言うてください!」
『あ、そっからやんの?』
「そう!おめでとうないともう意味ないっつか、いやさんの声だけで意味とかあんねやけど、せっかくの!俺の誕生日なんで!」
『おめでとー亮ー』
「ちょ、タイミング合わせてくださいよ!今まだ録音開始してなかった!」
『しとけやもー・・・』
「お願いしますもっかい!もっかいだけ!誕生日やから!お願い!」
『いや、じゃあタイミング言うてな?合図ちょうだい?せーのって』
「あ、わかりましたせーのですね!じゃあ3、2、」
『ちょちょちょ、待って亮』
「え?」
『わかりましたせーのですねって言うたやん、なんでカウントダウン方式に勝手に変更すんねん!』
「あ、スイマセン、じゃあせーの!」
『早い早い!今度はこっちが準備できてへんわ!』
「えぇーもうほんま、すいません俺テンパっとる!」
『それはもう聞いた感じわかるけどね?落ち着いて行こうちゃんとせーの言おう』
「わ、かりました!」
『あとなんか言うてほしい台詞とかあったら』
「え、・・・え、どうしよ、ええの?」
『ええよ?誕生日やん』
「え、うわーじゃあほんまどうし、えっとね、・・・いや!大丈夫です普通に『亮お誕生日おめでとう』って言うてくれたらもう、十分です!」
『あ、そう。そんでええんやな?』
「ハイ!」
『じゃあきっかけよろしく』
「はい!じゃあ・・・・・・せーのっ」



『・・・ハッピーバースデイ亮ちゃん!もっともっとええ男になって、さっさとあたしを落としに来てくださいね!大好きやで!さんより!』



「・・・・・・・・」
『ハイ録音停止ー』
「・・・・・・・・」
『亮ー?』
「・・・あ、ハイ・・・」
『録音停止した?』
「しました、うん、今」
『なにぼんやりしとんねん』
「え、だってさんが!!」
『ちょっとぶりっこしてみた。あかんかった?』
「そんなん!え、うっそ、うっそ・・・うっそぉ!」
『テンパるなぁ・・・』
「え、だって、ええ?アドリブやないですか!」
『っつーかちょっとしたイタズラやね。ごめんごめん』
「・・・・」
『亮?そんな嫌やったか・・・録りなおす?』
「ちゃう・・・俺今泣きそうやねん嬉しくて・・・」
『・・・はぁ・・・』









(11/03 ファンにはたまらんのでしょうね。大好きとか言われたら。)