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「昨日何してはったんですか?」
「昨日?家おったよ」
「あ、結局まっすぐ帰ったんや」
「そう、買い物しよかなーって思ってんけど小雨なったやん夕方から」
「あーそうやったそうやった!」
「めっちゃ寒かったしな」
「せやからもう、帰ったわ」
「正しい正しい。買い物なんていつでもできるわ」
「家、え、一人でおったん?」
「もちろん。誰もたらしこんでないよ」
「た・・・」
「『ないよ』って言うたからな亮、大丈夫やから」
「・・・・・・・」
「あ、そうや。そんで昨日最悪やってんで?寝ようかなー思たらゴキブリ出て」
「あら!」
「ゴキブリはきっついなぁ」
「え?お前部屋汚くないやろそんな」
「綺麗にしとるよ。でも出てもうてさぁ、もうびっくりして」
「え、それでどないしたんすか?」
「新聞紙でバーンと」
「自分で!?」
「当たり前やろー自分一人しかおらんねや」
「よぉできましたね・・・女の子ってそういうのめっちゃ苦手やないですか」
「そら得意やないけど、そのまんま寝るのも嫌やんか」
「寝とる間に顔の上這い回っとるかもわからんからな」
「きもっ!!」
「最悪の想像やな」
「でもそうなったとしてもこいつ起きひん絶対」
「せやな、その否定はできひんわ」
「あーそか・・・目覚めも寝起きも最っっっ悪やもんなお前・・・」
「そうそう。ゴキブリくらいの重量が顔面這いずり回るくらいでは起きれへんと思うわ」
「うーわー・・・」
「せやから寝る前に成敗しとかなあかんやんか、それを防ぐためにも」
「そうですね、そこは是非防いでいただきたい」
「呼んでくれたら俺行きましたよ?真夜中でもなんでも」
「いや別に、平気やしゴキブリくらい。亮わざわざ呼ぶほどでも・・・・つか呼んだら呼んだで逆に面倒やんか」
「・・・え、俺面倒ですか?ねぇ俺面倒?」
「お前最低や今のコメント。何面倒とか。こいつお前のために行きますよって言うとんのに」
「あ、ごめんごめんそういう意味やないよ!呼んだとしてゴキブリ殺してもらったとするやん、その後のことやんか。お茶出したり酒出したり、せなあかんやろ?」
「あー、まぁな一応お礼としてね」
「寝る直前やったからさマジで、せやからそんなもてなしするのも面倒やろって。そういう意味やからね」
「・・・俺別にそんなんいらんし・・・お茶とか期待しませんよ!ただ俺ね、俺はー、さんが困っとんのなら助けに行きますよっていうだけで」
「あぁ別に困らんかったよ、すぐ殺せたから」
「・・・・・・そうすか」
「袈裟がけでバッサリやな」
「どこまで冷たいんやお前」
「え?」
「この女はそういうの気付かずやりますから」
「え、何をよ」
「バッサバッサ斬っていきますよほんーまに。人の厚意をね」
「・・・あー、そか・・・そういうことか。ごめん亮、気持ちだけありがとうな。でも大丈夫やったからね。ありがとう」
「・・・いや、あのそんな『ごめん』とかやなくってー・・・じゃああれっすよ、ほんまにもーどうしようもないくらい困ったことあったら、呼んでくださいね俺のこと」
「あは、そんな困ったことあったらむしろ家近いヨコ呼ぶわ」
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
さん・・・」
「お前はまたなんでそんな半笑いで一刀両断する?」
「へ?」
「せーやーかーらー・・・そこは素直にそうするわって言うといたらええやんか!思いやりやろ亮の!」
「いやごもっともなんですよ?さんが言うてはることはごもっとも!そら家近いひと呼びますよね緊急事態になったら!でも!!」
「でもお前、そーこーは!違うやろ!」
「鈍感すぎるぞお前。そら婚期も遅れるわ、嫌やもんこんな鈍感な妻」
「こら。デリケートな問題。」
「お前あれやろ、自分の子供ができたとしてさ、幼稚園とかでお前の絵とか描くやん『おかあさん』とかのタイトルつけて。それ家とかで見て素直に『似てへんなぁー』とか子供に直に言うタイプ」
「子供心が傷つきますね!」
「子供は子供なりに一生懸命描いとんねん、太郎なりに、太郎の精一杯や。」
「太郎なんや!」
「男産むんやなは」
「勝手に性別決めんといて。あたしは可愛い女の子がほしいんや」
「『太郎』っつーネーミングはええんや・・・」
「つか別にそんなんよぉ言わんって。自分の子供が自分の絵ぇ描いてくれたら素直に嬉しいやんか」
「じゃあどんなに似てなくっても」
「『上手やねぇーよぉやったわー』ですよ」
「褒めて伸ばす?」
「褒めて伸ばす。べた褒めの溺愛ですよ我が子なんて」
「・・・今さぁ」
「ん?」
「俺の勝手な思い込みかもしれんけど、一つそうちゃうかなーって思うこと言うてええ?」
「ええよ、なんや」
「亮今絶対『それならさんの子供になりたい』って思ったやろ」
「ぎゃははは!!それはさすがに行き過ぎや!!」
「それはないやろさすがに!!なぁ?」
「・・・・・・えぇ思いましたよ!悪いですか!?」
「え開き直り!?」
「思ったんや!あっはっは!」
「それで横山くんになんか迷惑かけましたか!?」
「おぉーっと逆ギレやぞー」
「どうすんねんヨコ、お前がいらん読心術使うから」
「いや迷惑はかかってへんけど!」
「そもそもなんなん横山くんさぁ!」
「な、なにがやねん!!」
さんが緊急事態に呼ぶの横山くんなんですよ!めっちゃずるいやん!そんなん俺行きたいし、つーか行くっつっとんのにそれでも家近所っていうだけで横山くんなんすよ!?なんっやそれ!!」
「お前がなんやそれや!!」
「いまだにその話題でお前引っかかっとったんか!もう過ぎたぞその話題は!!」
「なぁわかるか?お前の何気ない一刀両断でここまで火種飛ぶねんぞ」
「そうやんけお前、なぁ錦戸、俺のせいやないぞのせいやろそれは!!」
「はぁ?・・・何言うとんねん横山くん最低やん・・・さんのせいにとかしたら俺ほんま、怒りますよ?」
「なんっでやねんな!!ほんまのことやんか!!」
「もう怒っとるしな」
「ハイテンションで怒ったあとのローテンションですからね。これはわりとガチな怒りと見て間違いないと思います」
「ヨコとりあえずゴメン言うとけって」
「はぁ!?俺まったく悪ないぞ!?やんか!!」
「まださんのせいにするん!?あーもー怒った!横山くん俺怒りましたよ!!」
「お前ちょっと黙っとけ錦戸!!」
「・・・なぁ、あたし謝んのは全然ええんやけどさ、なんて謝ったらええんこの場合。『亮よりヨコ選んでごめん』とか?」
「アホ。鈍すぎやお前」
「それはたぶん、火に油ですね。絶対言わんといてください亮ちゃんに」








(01/26 雑談。変な天然。)