「帰りたくないんですけど」
「・・・はぁ。」



その会話から、約1時間。
今、思い起こせば恥ずかしい。「帰りたくない」なんて女側が言う台詞やんな・・・。
だけど結果として俺は未だにの部屋にいて、は俺の隣に座って。だからまぁ、ええんやろうけど。
二人とも、ただ、いるだけで。



「明日仕事ないの?」
「・・・・・・」
「あるんだ」
「・・・・・・まぁ、」
「朝から?」
「・・・・・・」
「そっか、あたしも朝からだよ仕事」
「・・・・・・・・・え、帰れってこと?」
「え、いや?言っただけ」
「・・・・・・・」



俺と違って普通の仕事をしとる彼女としては、この時間まで居座られたら迷惑なのかもしれん。



けど、



「いたいんだったら、いたいところにいればいいと思うし」



けど、俺の彼女は、こんな人です。



「・・・・・さん」
「なんですか信五さん」
「愛してるとか言うたら、引きますか?」



きょとん、ともせず照れもせず。喉の奥で小さく笑って。



「引くわけないでしょ」



この余裕が、心地いい。
俺一人が入り込んだところで、窮屈になんてならない余裕。そんな、空間を持つ彼女。
敵わんなと思う反面、この人にめぐり合えて、この人が俺の彼女でよかったなと思う。



「・・・じゃあ、言うけど」
「うん」
「・・・愛してる」
「ふふ、嘘くさーい」
「・・・っなんでや!そこはそう返すとこちゃうやろ!そこはお前、」
「愛してる」
「・・・・・・・・・・」
「・・・ニヤけてるよ?」
「う、うっさ!」
「なんでよ、いいじゃん笑ってれば」



なんて、彼女の方こそ楽しそうに笑う。



「信五は笑わない顔のがかっこいいと思うけど、あたしは笑ってる信五のが好きだから」








敵いません。













(・・・・・・え、つか俺の笑顔は、かっこよくないてこと?)










(06/02 いや笑顔も素敵ですよ。個人的にキリっとキメ顔のが好きってだけで・・・!というわけで、村上さん年上彼女リクエストでした。甘えて・・・る・・・?年上の彼女はこんなイメージですね。余裕っていう。大丈夫かしら・・・!リクエストありがとうございました!! )