「はぁ・・・」
「・・・何のため息?」
「かぁっこいいんだなぁ・・・」
「俺が?」
「違う!いや違くないよ!違くないけど今は、今だけがね?違うの」
「・・・じゃあ何が?」
「大倉くん!ほらこのページ見て!超ーーーー格好いい!!」
「・・・・・・いやいやいやいやいやチャーン?」
「なあに」
「その隣のページにもっっと男前が写っとると思うんやけど」
「あぁ、うん、亮もかっこいいよね」
「・・・・・・」
「あーーーしかしかっこいーーーーー・・・・・・」
「・・・・・・没収」
「ちょっと!なんで!」
「腹立つ」
「なんでさ!亮もかっこいいよ?でも大倉くんもかっこいいって話じゃん!かっこいいよね?」
「かっこええかもしらんけどー、アカン。もうあれや、見たらアカンは大倉を」
「でもそれあたしが買ってきた雑誌だよー?」
「なんでコレ買うてきたん?俺んち来る前にわざわざ!」
「ちょっと早く家出ちゃったんだよー・・・で、本屋さん行ってパラパラって見てたらさ、コレ!大倉くんの写りがすっごいよかったから!」
「基準は大倉?」
「うん!あ、それと亮!」
「・・・今めっちゃ付け加えた感じがしてんけど」
「ないないない!んなことない!」
「ホンマに?」
「そうだよ亮もかっこよく写ってるよ、だから買ってきたんだ!だから返して!」
「せやったら大倉のページ破ってもええんやな?」
「やぁだぁ!!!」
「なんでやねんだってお前、俺がかっこええって言うたやん!」
「それはそれでこれはこれなの!」
「わっからんな・・・なんで大倉なん?なんで?いやほんまに」
「失礼だよそこまで言うと・・・」
「だってホンマにわからんねんもん!俺でええやん!」
「そりゃ彼氏は亮だよそれ以外はありえないよ!」
「・・・」
「でもね、大倉くんは、なんてゆーか・・・あたしが大倉くんのファンっていうだけでー・・・」
「ただのファン?」
「ただのファン!そう!見てるだけでかっこいいなぁっていう・・・いわば観賞用みたいなさ」
「・・・じゃあ、じゃあやぞ?」
「ん?」
「大倉にー、好きや、付き合おうって言われたら?」
「・・・えっ・・・」
「・・・お前今ちょっと揺れたやんな!揺れたよなぁ!」
「ゆ、揺れてなーい!そんなん、そんなんダメだよ!ダメだよね?うんダメだよ!」
「あーも、絶対返さんからなコレ!」
「そんな!」
「ついでにお前も帰さんからな!」
「そっ、・・・いや、それはべつにいいんだけど」
「ええの?あれお前明日仕事ちゃうん?」
「午後から午後から。言ったじゃん」
「あー・・・そういや言うとったか・・・」
「隙アリっ」
「あるかアホ。わかるわそんくらい」
「あーーーもーーーちょっとーーーー」
「そんなんしても届かんやろー」
「飛べば届く!とぅっ!」
「フハ!届いてへんやん!ちっちゃ!!」
「うる、うるさい!ちっちゃくて何が悪い!151センチで何が悪い!!」
「悪ない悪ない、俺には好都合やもん」
「ムーカつくーーー!だいたいさ、それ亮が持っててもそんな読まないっしょ!?どこ見んの!?」
「お前のページとか見るよ後で」
「いいの見なくて!」
「見られるんが仕事やろ?・・・つかさ、大倉の何がそんなに好きなん?顔?」
「え、・・・・そうだなー・・・ドラムとかすごいしー、なんかかわいいしー、背ぇ高いしー」
「へぇー」
「とか言いながらそんな高いところに置かないでよそれマジでとれないじゃん!」
「とれんように置いたんやろ」
「りょーおー!!ひどいよ!なにその楽しそうな顔!」
「楽しいもん」
「・・・・・・大倉くんに電話してやる」
「え、は!?」
「亮がいじめるって言ってやる。そして慰めてもらう」
「待てって!今の時間考えろや!大倉寝てんで!」
「起きてもらう」
「やめとけそれは!」
「べーーーだ」
!おいって!」









(04/23 実は大倉ファンだった、という設定いただきましたリクエスト!)