「どういうことか、説明してくれるか?」
「・・・やー、・・・うん、そうだね。そう、その通りでした」
「この新聞に書いてあること、ほんまやってんな?」
「・・・・・ハイ」
「ストーカーの、被害に、遭っとったんやな?」
「・・・・・・・・・ハイ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・なんっで・・・言わへんの?俺彼氏やん。自分の彼女がちょっと前までストーカーの被害遭っとったことさ、なんで今新聞で知るん?おかしいやろ」
「・・・言うほどのことでもないかなーって」
「何された?」
「え」
「ストーカー被害って、何されたん?」
「・・・・・・ちょっとおかしな手紙とか、メールとか・・・たまに、待ち伏せとか」
「待ち伏せ・・・?」
「でもほんとたまにだし、なんかこう、危害は加えてこないってゆーか、そのひとの前通るときに『おかえり』とか呟かれるくらいで」
「『おかえり』て・・・つまり家の前で待ち伏せされとったってことやんな」
「・・・うん」
「いや、おかしいやろ。そもそもなんでちょっとそいつんこと庇ってんの?・・・つかマンションの前におって、こっそり後ろ尾けられてさ、部屋にまで押し入られたらどうなるかわかっとんのか」
「・・・・・・」
「それでも『言うほどのことでもない』ん?もう十分危ないやんけ最悪殺されるかもわからんねんぞ!!」
「事務所には言ったよ!だから警察にも連絡いって対策とってもらえたんだよ!」
「事務所がどうとかちゃうやん、なんで俺には言わんねん。そんなに頼りないか」
「心配させたくないし!忙しいのにさ、そんなん言ったら」
「忙しいとかの問題やないやん!」
「そうだけど」


「わかれや!!お前になんかあったらな、そっちのが俺にはよっぽどたまらんねん!!」


「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・ごめん、なさい」
「・・・・・・・・いや・・・俺もごめんな、怒鳴って・・・」
「ううん、当たり前だよ」
「もう俺、めっちゃ腹立って・・・このストーカーにもやし、変に気ぃ使って何も言わんお前にもちょっとだけ腹立つし・・・」
「・・・・・・ごめん」
「・・・・・なんも気づけへんかった自分にも、ほんまに、めっちゃムカつく」
「そんなん、でもそれは・・・」



「怖かったやろ」



「・・・・・・」
「めっちゃ不安やったやろ」
「・・・・・・・う、ん」
「・・・そんでも、俺の前では笑っとったんやろ?」
「・・・・・・・・・うん」
「・・・ごめん、そんなしんどい思いさせて・・・ほんまゴメンな、・・・」
「・・・・・・・」
「ええから、今日は泣いても。我慢したぶん全部泣いてええよ。・・・こうやって後ろから抱きしめとるから、顔も見ぃひん」
「・・・亮・・・」
「ほんまにさ、めっちゃ大事やから、のこと。なんかあったら、絶対に言うて?何があっても絶対に守るから、俺が」
「・・・・・・うん・・・」



「・・・・・・・・・無事でよかった・・・」








(05/16 ストーカーリクエストでした!ストーカー自体は解決後に新聞に載ったってことにしました、進行形だったら大変なことになるので。ありがとうございました!!)