1年ちょい前のお話。





「・・・錦戸くんってさー、」
「亮」
「・・・亮ってさー」
「おん」
「意外とくっつき虫さんなんだね」
「・・・そうか?」
「そうだよ!だって今もくっついてる」
「コレで!?」
「コレで!?って、え、コレじゃ不服なの!?どんーだけくっついてんのいつも!」
「・・・いつもだとー、こう、テレビ見とるやんか」
「うん」
「で、ここにがこう座っとったら、俺は後ろに座ってー、こうして、こう。」
「・・・え、これがレギュラー!?」
「せやで、さっきのはイレギュラー!まだちょっと遠慮しとんの!」
「あ、あ、遠慮してたんだアレは!アレで!」
「せや!せやから今俺びっくりしたわーくっつき虫とか言われて」
「へぇー・・・あたしこんなくっつくひと初めてだよ」
「うっそ」
「ウソじゃないウソじゃない。だってこの体勢。ほとんどひざの上ですよ。あなたはあたしのお父さんか」
「お父さん・・・」
「お父さんのひざの上は好きだったけどね」
「え、俺のアカン?細すぎる?」
「いやいやいや!あかんとかそういうことじゃないんだけど、新鮮なびっくり!」
「あーそうなんか・・・じゃあまぁ、慣れてな。」
「あ・・・ハイ。」
「・・・あぁ、せや」
「うん?」
「あ、話すときはちゃんとこっち向いてな」
「この体勢で!?めちゃくちゃ近いよ!?」
「ええやん」
「いいけど・・・うわ近・・・・・・・ハイ、これでいい?」
「うん」
「うん。それで、何言いかけたの?」
「その前に」
「はい?」
「キスしてもええ?」
「・・・・・急、ですね・・・」
「いや・・・なんか、近かったから顔」
「だから近いって言ったじゃん!」
「嫌?え、嫌なん?」
「やっ・・・やじゃないー、けどー・・・」
「・・・恥ずかしい?」
「・・・・・・・」
「・・・フハ!顔赤っ」
「赤くない!!!」
「赤いわ」
「・・・あーかーくーなーい・・・!」
「ファーストキスやん」
「へ?そんn・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・、うん。おーれーらーの、ファーストキス。」
「・・・・・・あっという間に奪われた・・・ファーストなのに・・・!」
「いや、なんか時間かかりそうやったから・・・・・・まぁ、奪ってもうたけど」
「ひどいわ・・・!」
「思ってへんくせに?」
「・・・・・・まぁね・・・」
「・・・ふふ、お前よおそこまで顔赤くできんな!」
「・・・・・・あんまりからかいすぎると泣きますよあたし・・・」
「からかってへんやん。かわええなって思っただけ」
「ほらまたそうやってからかう!」
「からかってへんて!本気本気!」
「もーいいですー!」
「あっははは!なんでや!!ほら、顔そむけんなて!」
「きゃあ!!!」
「え!?」
「・・・ダメだよ、ダメだよわき腹とかうかつに触っちゃ・・・!」
「・・・あ、くすぐり弱いひと?ひょっとして」
「・・・・・・・・・違いますあたしのわき腹はうかつに触るとあのー・・・爆発するから」
「・・・へぇーそうなんや、と」
「きゃはははは!!!やだやだやだごめんなさいごめんなさいくすぐったいんですごめんなさいやめて!!」
「はい。ウソはあかんよ。」
「・・・はぁー・・・死ぬかと・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・なにさそのー、いいこと聞いたーみたいな、面白いもの見っけたーみたいな顔は」
「・・・いや、別に?」
「・・・そっかよしわかった一旦離れよう」
「なんでや。離さんよ?」
「嫌な予感しかしないからです・・・」
「大丈夫大丈夫!」
「・・・・・・・・」









(06/05 過去話付き合い始め。このヒロインと現在のヒロインとを並べて考えると、だいぶ錦戸さん色に染まった感じです。ありがとうございました!!)