ドラマ現場だよ。






「りょ、・・・錦戸くん」
「あー・・・、さん。おはよ」
「あは!さん付けはどうかと思う。でお願いします」
・・・うん、
「ハイハイ」
「なんかー、嫌や」
「何が?」
って」
「なんでよ!あたしの苗字だよ!」
「はよ錦戸になれお前も」
「しーっ!!この現場でそういうこと言うのはマジでご法度!」
「ぎゃはは!ご法度て今言わんやろ!」
「まーね。うん。でもマジちょっと考えてくださいその辺は・・・」
「・・・・・・・・・・・・・あーもー・・・なんでお前んこと殴るん俺・・・」
「仕事だからだよー」
「なんでこんな仕事受けたんお前」
「あたしじゃないじゃん事務所じゃん。まぁ事務所から売り込んだのかどっちか知らないけど」
「なんやろ。まだ疑っとんのかな」
「そうだとしてもこんな形の嫌がらせはしてこないよさすがに・・・偶然じゃん?」
「偶然て」
「だめ?じゃあ運命で!」
「どっちにしても俺お前のこと殴るんやんか」
「そうそう。もう諦めて殴ってくださいよ。あたし今日はドMに徹する!」
「うあー・・・」
「さーそろそろシーンですよ。躊躇はダメだよ」
「・・・わかっとるよ。NG出したらその分また殴る回数増えるんやし」
「そういうことです。変な世界に目覚める前に撮影切り上げてください」
「どんな世界やねん」
「『もっとぶって!』みたいな」
「・・・・・・・・・」
「じょーおーだーん」
「あは!わかっとるけど!ちょっと言葉が出てこんかった!」



「錦戸さんさーん、お願いしまーす」



「・・・じゃあよろしくね、錦戸くん」
「・・・・・・・よろしく、










(04/26 さすがに長澤まさみさんとかと絡める勇気はなかったです。)