「あ、おはよーパパ。お腹すいたから卵焼いて!」
「・・・・・・?」
「なに?」
「・・・パパ?」
「パパ。・・・あ、嫌なんだっけパパ呼び。ごめんごめん」
「いやいやいやいやいやいや」
「ママー!パパおこした!」
「うん、ありがとー。おはようのちゅーしてもらった?」
「ううん」
「あれれ。どしたの亮、いつもするじゃんおはようのちゅー」
「・・・・・・・・・」






いやはわかるんやけどこの見た感じちっちゃいは実際誰なんだろうとかほんまに素直に思うわけで、だけど「パパ」とか「ママ」とか呼んでるあたりまぁ確実に俺らの子供っていう役どころの登場人物なのは想像がつく。ということはこれは何かの撮影なのか?せやけどそんな話は明らかに聞いたことないしこれが演技なら役名とかあるはずで、それでもは俺のことを「亮」て思いっきり本名で呼ぶしつまりこれは演技や撮影やなくて現実っていうことになるんやけどなんか「この子誰?」とか「俺らの子?」とか聞けるような雰囲気では明らかにないわけで。





「・・・・・・・・・・・」





適応か、混乱か。





「ほらパパ、じゃなかった亮。ちぃちゃん待ってるよ、おはようのちゅー」
「・・・・・・・」





でもアリかナシかで言うたら、





「・・・パパ?」





間違いなくアリです。





「・・・あーごめんごめん!ごめんなちぃちゃん!パパとおはようのちゅーする?」
「する!」
「ん、じゃあおいでおいで!」
「わーい!」
「終わったら卵焼いてねー」
「オッケ!・・・てゆーかは?」
「え?」
「おはようのちゅー、いらんの?」
「・・・・・二人にするの、めんどくさくない?」
「めんどくさいわけないやん!!何言うとんの!ほら、もおいでおいで?」





もっかい言う。



間違いなくアリです。



これがどんな背景でどんな理由による現状なのかは知らんけど、俺の名前は錦戸亮です。正々堂々正面から適応して、いい家庭を作っていったろうと思います。俺になら、できる。



とりあえず、ちーちゃんの本名がなんなのかをどうにか聞き出すところから。









(12/27 モノローグつきです。ちびちゃん→ちぃちゃんです。本名は皆さんに任せる。)