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「待ち合わせたんですよ、と」
「おう」
が先来たんすよ、待ち合わせ場所に」
「はいはいはい」
「5分くらい待っとったらしいねん」
「うん」
「したらファンの集団がおったらしくて、5,6人の。バレてもうて」
「おぉ!」
囲まれて」
「結構な騒ぎやなそしたらな」
「で、そのファンの子らがめっちゃ叫んだから周りも気付きだすやん」
「せやなー『キャーちゃんやー』とか叫べばな」
「で、けっこう人の輪がでっかくなって」
「あららら」
「あれ結構怖いよな」
「で、そのころ俺がその待ち合わせ場所に着いてんけど」
「おう、到着やな」
「はよ助けたらな」
「や、せやけど行ってええのか悩んで俺は!なんか週刊誌とかにも乗ったことあんのに堂々と行ってええんかって!」
「あーまぁな!」
「あらやっぱりーって流れにはなるやろしな!」
「ファンとかやったらそういうのめっちゃ敏感やん」
「まぁなーたまに行き過ぎた子とかもおるからな」
「それはそれで危ないと思ったわけや亮は」
「そう!せやからちょっと悩んで、でもまさかマネージャーのフリとかもできひんし」
「まぁ顔割れとるもんな」
「特にファンやったらもう即わかるわな」
「せやろ?」
「じゃあどうするかと」
「もうええやん助け入ったったら」
「いや、ファンとかにバレんのはまぁ最悪ええとしても、事務所にバレたら困るやんか」
「あー・・・」
「せやからにとりあえずメールしたんすよ。真ん中には行かれへんけどどうにか脱出してきてくれ、言うて」
「うん」
「俺車で待っとるからって」
「まぁ無難な策やね」
「で、俺車で待っとるやん、そしたら30分くらいして来たんですよが」
「脱出したんやな」
「そっからずっと不機嫌!」
「あらら」
「まぁでも疲れたんやろな」
「ちゃうねん、なんで助けにきてくれへんのー言うて」
「あ、そっちなん?」
「普通に怒っとんねや」
「でもやで?俺は俺なりに考えたわけやん!」
「バレたらまずいから行かれへんかったんやもんな!」
「せやけどに言わせれば『普通助けに来る』って」
「んー・・・」
「微妙なラインや」
「『普通』ってなんやねん!これまでの彼氏やったら助けに来たんか!」
「・・・来たんちゃう?」
「まぁわからんけどな」
「ゆうても前の彼氏は前の彼氏やん!それと俺並べて比べてやで、『普通は』とか言われて、もー腹立ってもうて!」
「まぁなー」
「そんなん言うたらなんでお前はもっと早くに脱出して来ぃひんの?って。30分もなんでかかったん?って」
「うんうん、」
「そしたらファンやから邪険にはできひんし、サインやらなんやらやってたらこんなにかかってもうたって言うわけや」
「うん」
「ファンと俺とどっちが大事!?」
「そう言うたんか?」
「言うたよ」
「言うたんか!」
「そ、そしたら?」
「もうええわって言うて帰ってもうた」
「いや、言いすぎたんちゃう?」
「ファンか俺かって。無理やろそれは」
「今はそう思うねんけどな、そんときはなんかこう勢いで言うてもうてん」
「そらそういうことはあるけどー・・・」
「でも!そんなことで帰るか普通!!」
「・・・普通てなんやねん。前の彼女はそんなことやったら帰らんかったん?」
「・・・大倉」
「さっき亮ちゃんが言うたことってそういうことちゃうん?同じやんか」
「なんやねんお前。なんもわからんやろお前に」
「今亮ちゃんが説明した内容はわかるよ。あとちゃんのことは元々知っとる。なんもわからんわけとちゃうよ」
「口出しすんな言うとんねん」
「ほな亮ちゃんと一緒にちゃんの悪口言うたらええの?」
「あ?」
「俺そんなん絶対嫌やで。亮ちゃんのこと、ちょっと見損なったわ」
「・・・お前ええ加減にせぇや!」
「亮!!」
「落ち着け!!」
「大倉、とりあえず移動しよ」
「・・・・・・ほんまにさ、亮ちゃん。ちゃんのこと大事なんやろ?伝え方ってあると思うわ」






バタン。






「・・・・・・ほっとけや」








(05/01 こっちのがシリアス。大倉さんもたまにはかっこよくしたかった。続きます。)