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「・・・よし。」
「何が?どこ電話してたの?」
「え?あー、家家家。ほらいきなり客連れてくとさ、母ちゃんびっくりするかもしんないし」
「びっくりはしねーだろ今更。俺何回も小山んち行ってんのに」
「あ、ま、それはそう。そうなんだけどね?いろいろあんのよ」
「ふーん。」
「え、シゲ慶ちゃんち行くの?」
「おぉ手越。そうそうそう、こいつまーたうち来んだよ」
「来いよっつったのおめーだろ」
「俺も行きたい!」
「え、あれ?お前仕事は?」
「今日これだけ。だめ?」
「あ、そうなんだ。じゃあ手越も来る?いいよ全然」
「やったね」
「でも小山んち入るためには条件があってー、」
「なに条件って」
「そうなんですねー。俺妹いんじゃん?」
「そうだっけ。あ、言ってたかもね」
「そういんのよ。っつーんだけどさ」
「んーで、小山んち入るためにはのために手土産持ってかなきゃなんないってゆー、わけわかんない条件があんの」
「あいつ甘い物大好きでさー。喜ぶわけよ、なんかお菓子とか持って帰ったら。兄貴としてね?可愛い妹の喜ぶ顔はもう、見たくてしょーがないわけ!」
「・・・へぇー。可愛いの?」
「可愛いよ!」
「慶ちゃんの妹なのに?」
「どういう意味!!?」
「あっはは!冗談冗談!え、でも似てんの慶ちゃんには」
「似てない。全っ然似てないからマジで。はちゃんと目ぇ開けてるからいつも」
「俺だって開けてっからいつも!!」
「何歳?」
「歳はー、俺と手越と同い年だったっけ」
「そうです21です。ほんとさー、手ぇ出さないでよ?シゲ」
「こいつ毎っ回これ言うの!出さないじゃん普通、友達の妹に手とか!小山が義兄になるとかぜってぇやだし!」
「こっちだってシゲが弟になんのとかやなんだよ」
「俺だったらどっちもやだな」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「じゃあお土産何にする?ちゃんだっけ、妹。何が好きなの?」
「そう。・・・えーとね、甘い物ならなんでもアリだと思う!シゲなんてこないだうなぎパイ持ってきたもん」
「甘いからいいじゃん!親が大量にもらっちゃったとか言って持たせてきたんだよ」
「だってあれ夜のお菓子だよ?夜のお菓子って書いてあるからね普通に。女の子に夜のお菓子渡すって何事?って話だよマジで。下心ありありって思うじゃん」
「思わねぇよ普通は」
「ってかうなぎパイはセンスとしてどうなんだろうね、手土産の。別にシゲがあっちの方行って買ってきたわけでもないんでしょ?」
「そういうわけじゃねぇけどさ、余らせんのももったいないじゃん!」
「まぁ手越サンはうなぎパイ以外でお願いしますよ」
「おっけおっけ。え、車?」
「そう」
「じゃあどっか寄らせてよ。デパートでもなんでもいいから、そこで買うし」
「あいはい。シゲもだからな」
「え、連名でよくね?手越と俺からっていうあれで割り勘で買えばよくね?」
「ばっかお前考えろよ。手土産二個あったら二回喜ぶから」
「マジかよ・・・」