「お給料の、3ヶ月分です」
「そりゃとんでもない額だねー」
「せやな、ごめんちょっと盛ったわ話」
「だよね。ってかこれは、この贈り物自体はほんとに?」
「うん、これはほんまに」
「指輪?」
「指輪」
「・・・ほんとに?」
「なんでそこそんな疑うん?最初に盛ったから?」
「ちが、ごめん普通に・・・なんだろう、混乱してるかもしれない」
「・・・ほら、手ぇ貸して」
「うん」
「・・・・・・はいピッタリ。」
「・・・・・・」
「・・・いかがですか?」
「・・・泣けてきました」
「わは、なんで泣くん。嫌やった?」
「嫌じゃない・・・嬉しくての方向で・・・」
「ならええけどさ」
「あ、やばいこれは本格的に泣きそうです。ちょっと席外します」
「なんで!?」
「泣きそうだからもう、こぼれそうだから!」
「ここで泣いたらええやん!」
「やだ!あっち行く!」
「俺も嫌やもんそんなん、なんで一人で泣かさなあかんの!」
「泣いたら忠義くん困るじゃん!」
「普段はわりと困るかもわからんけど今日のこのパターンは困らんやん!つかもう泣いとるしこぼれとるし!」
「やだちょっと見ないで!忘れて!」
「あっはっはっは!なにそれもうめっちゃかわいいわー」
「かわいくない!」
「だって泣きそうだから席外すって言って、うっかり泣いたら忘れてって言うねんで?そんなんめっちゃかわいいやん!」
「笑いすぎだし顔ー!」
「いやもうほんまに、今日これあげてよかったわほんっまに」
「・・・すっごい負けた気分ー・・・」









(03/23 この話はこれまでのシリーズの中で一番ヒロインの「!」が多いと思う。一番取り乱したんですね。)