in BROTHER!





「かぼちゃシチュー?」
「黄色いな」
「かぼちゃだからね」
「レトルト?」
「手作りですけど」
「でもルーは使うたやろ固形の」
「そりゃねぇ」
「市販の」
「まぁね」
「ナイわ」
「理想がたけぇよ」
「・・・や、でもうまいで?さすが市販っつか間違いのない味っつか」
「その最初から私に期待してない姿勢はどうなの」
「なんでかぼちゃやねん。俺はビーフシチューがよかった」
「ビーフシチューなんて中学の給食以来やな」
「牛肉買う金なくて家で作られへんかったもんな」
「・・・え、なんか悪かった?鶏肉でなんか悪かった?」
「別にええわ肉があるだけ」
「そうやんけこないだのカレーで俺ら感動したやんか、牛肉入っとって」
「陰ながらに感動してたんだ・・・。ちなみになぜかぼちゃかって言うとハロウィンだからです」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「まぁそんな気にしないのかな、特に男の子なんて」
「・・・ハロウィンってなんやったっけ」
「そっからかよ!」
「アレやん、豆。鬼。」
「それは節分だ」
「千歳飴の」
「それは七五三だし」
「絵描いたタマゴ隠すやつやろ?」
「それはイースターだしっつかなんでイースター知っててハロウィン知らないの!?」
「こいつの知識は独学で身につけたもんやからな」
「偏ってもうてん」
「おかしな偏り方したもんだね」
「要はアレやろ?かぼちゃ祭りやろ?」
「もうなんかそれでいいような気がするから、うん、それ。」
「あ、俺今かぼちゃで思い出してんけどさ」
「なんや」
「学校の工作の授業でさ、なんか知らんけどかぼちゃくりぬいてお面みたいなの作らんかった?」
「あーーーやった!」
「やったなぁそんなん」
「え、」
「お前めっちゃヘタクソやってんなかぼちゃに顔描くの!」
「あ、それ俺も見た!なんか失敗した福笑いみたいな顔になっとるやつ!」
「あれは彫刻刀が悪かってん」
「下書きの時点からあんな顔描いとったやんか」
「・・・かぼちゃが悪かってん!」
「あっははは!」
「なんやねんそれ!」
「・・・・・・」











(10/31 それだよ。)