たぶん優先順位の問題なんだと考えればわかりやすかったけれど、
そう考えると彼の中であたしの順位が結構下にきてる証明になってしまって切ない。
恋人一番友達二番、みたいな性格ではないことはよく知っているけど、彼にはいかんせん大事な物が多すぎる。
その中にあたしが含まれていることはわかっているしそれはとても嬉しいのだけど、彼の世界が広すぎた。
もしくは、


あたしの世界が狭すぎた。










なぜ自分はこのひとのことを好きになったのかと思う。





正直顔でいったら錦戸くんのほうがよっぽど男前だと思うし、
性格でいったら安田くんのほうがあたしには合っているような気がする。
身長はあたし+5cmだからヒールを履いたらちょっと越しちゃうし、
あたしは野球大好きなお父さんに育てられてきたからサッカーなんて全然知らない。
彼が東京に引っ越してきた今、遠距離恋愛ではなくなったけど。
それでもやたら仕事ばっかりしてるし、交友関係がやたら広いせいかいっつも用事がつまってるし、せっかく約束してたのに「偉いさんからの呼び出し」とかいうのでそれをドタキャンされた日にはほんとに腹が立つ。








このあいだ、まさにそのパターンで。
思わず横山くんに電話したら、なぜか代わりに、しかもすっごい適当に
「あーごめんごめん」
と謝られて切られた。









ちなみに彼本人からのフォローはメールだけだった。














なんなんだろう、あたしってほっといても平気な女と思われてる?






・・・・・・いや、いやいや。



そんなことないよ。



あたしだってほっとかれたら寂しいよ。
会いたいよ。
毎日だって会いたいよ。
留守電設定すらしてない携帯に途方にくれる。
延々呼び出し音だけを聞き続けるむなしさ、知ってますか?









平気じゃねぇよ、バカ。









こんな辛いんだったら、好きになんてなりたくなかった。






ねぇ、村上信五さん。









あたしもう、行き場がないよ。















(7/18 ありきたりなはなし。)