入り口を抜けると同時にオレンジ色のカゴを二つ持って、お弁当コーナーへ駆け込んだ。
そこで俺が見たのは、ほとんど何もない白い棚だった。
「なんでないの!?」
「今から運び込まれるからだよ。朝の分はもう売り切れ」
あっさりと答えたのはレジの中に立った中丸。そういえばバイトしてたんだ。
「ほら、トラック来てるべ。これからお昼のピークがあるから今のうちに並べたりしてさ、  あ、どーもご苦労さまでーす」
「はやくして、ねぇはやく!!!ちょ、いいからおじさん次の運んできて!!」
青いプラスチックの箱を積み上げた台車を押すおじさんがそれを降ろしきる前にぐいぐいと背中を押す俺を眺めて、中丸が怪訝な顔をしながら「そんなに腹減ってんのか?」。
「違う!死にそーなのは俺じゃなくてだから  あ、中丸おでん!おでん入れて!具任せるから!でもつくねは入れちゃだめ嫌いだから!」
「・・・セルフサービスなんだけど」呟きながらも中丸は適当に色々よそってくれてるみたいだ。
その間にカップラーメンを何個かとがいつも飲んでる炭酸水と、ついでにお茶と牛乳とウィダーをカゴに入れる、それから並べられてからまだ一分も経ってないおにぎり一掴みと、プリンとヨーグルト。あと幕の内弁当!
「肉まんも!あ、あとアメリカンドッグ!!ふたつずつ!」
レジに中身が溢れそうなカゴふたつをドカンと置いた。中丸は完全におかしなものを見る目で「・・・ギャル曽根でも家にいんのか?」と呟いた。
「ちげぇってだよ!!が腹減って死にそうだからー、」
「さっきも思ったけど俺はさん?を知らないから。初めて聞いた名前だから」
「・・・そうだっけ?」
「そー」
「・・・・・・いいからオメさっさとレジしろよレジ!!!時間ねんだよ死んだらどーすんだよ!!!」
「うるっせぇよ店内で叫ぶな!!!」
「オメェもだろ!!」








お買い上げ、7110円 (お、セブンイレブン!!) 




















第二目標彼女の家
(おでんがチャプチャプして走れない!)
(中丸のせいだ!!)








(02/04 なかまるとコンビニ)