「課長、こちらのメールに目を通していただけますか?」
「えーどこからのー?」
「NEWS Corporation営業部の小山さんからですね」
「『了解』って返信しといて」
「内容見てください」
「見といて」
「渋谷課長宛てってわざわざ書いてあるんですから」
「誤字ちゃう?」
「誤字じゃない!」
「つかなんでメールが紙で来んねん。手紙やんそれ」
「これはそのメールをプリントアウトしたものですよ」
「紙の無駄遣いやな」
「課長がメールチェックしないからですよ。無駄だと思うなら素直にパソコンを開いてください。何読んでるんですかさっきから」
「エロ本」
「いやそれカワイイ犬猫本じゃないですか」
「犬猫のエロポーズやんこんなん、ほらやばい!腹っつかほらおっぱいまで丸出しやでこの犬!この猫も!うわーもうそんなに脚広げたら!」
「邪にも程があります」
「冗談やんけ何怒っとんねん」
「だから早くこのメールを読んでください!そして返答を聞かせていただければ渋谷課長の言ったとおりの文書作りますからわたしが!」
「せやから『了解』って」
「だから読んでって。言ってるじゃないですか」
「あーもーダルー・・・どれ?」
「これです。お願いします」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・ん」
「あ、読まれました?なら返答を」
「『了解』」
「・・・・・・」
「、って送っといて」
「契約なくなりますよ?」