「ハッピーハロウィンございます!!」
「・・・無理に敬語にしなくていいと思うんですよ」
「だってなんか、そのまんまやと失礼かなって」
「心がけはとても素敵だと思うんですけど」
「なんせ新入社員なんで!」
「そこがウリなんですか?」
「まぁそうですね!この先1年はこれで!」
「おはよぉ・・・」
「あ、大倉おはよ」
「先輩方『ハッピーハロウィン』ですよ」
「・・・そうか」
「何それ。冗談?」
「挨拶今日一日コレなんだよ」
「ハッピーハロウィン?」
「そう」
「アホ?」
「うちのトップはアホなんだよ」
「あーそか・・・」
「納得しちゃったよ」
「ハロウィン祝うならひとり一個お菓子配るとかしてくれたほうがええのに」
「それやとコストがって話なんちゃいますか?」
「お菓子代がかかるよりもタダで済む挨拶だって?」
「あーでもそっか・・・関西人やしなぁあの人・・・」
「アンタもでしょ?」
「あーそっか・・・」
「さっきから納得してばっかやないですか」
「頭起きてないんだね」
「つか今日寝てへんもん」
「え、なんでですか?」
「聞かなくていいんですよ章大くん」
「え?どういう、」
「昨日と全く服が同じってところから予想してみよう」
「え、でも俺ええホテル泊まったんやで昨日、向こうが奮発してくれてん」
「『でも』に繋がる会話をしてなかったでしょ今。余計な情報落とさないでよがっかりするから」
「いやなんか今不潔っぽく言われたから。ちゃんとランドリーあるホテルやったから、シャツと靴下とパンツは洗ってきてんでって」
「言いたかったの?」
「そう」
「向こうって」
「向こうは向こう」
「あぁ・・・」
「あ、今度合コン来る?」
「誘わないの」
「あぁぜひ!」
「乗るんですか」
「ホテル代出してくれる彼女できたら最高やないですか!俺今は1年目で給料も少ないですし」
「そうやんなー、そういうのは大事やと思う俺も」
「手段としてね」
「そう」
「気ぃ合いますね意外と」
「せやな意外と」
「章大くんそっちは窓際寄りだよ」