先生」
「はーい」
「たくやくんのお母さんがまだ迎え来てないんやけど、なんか連絡ない?」
「えー、連絡ないなぁ」
「や、ちゃんと確認して。留守電なっとったかもわからんやん」
「・・・はーい。・・・・・・・あ、留守電なってた。もうすぐ着くそうです、遅くなってすみませんって。」
「・・・そういうのちゃんとせなあかんやろ。たっくんだってもう不安そうにしとったし」
「・・・厳しい。子供には甘いのに」
「子供はかわええもん」
「・・・・・・・・・あたしは?」
「給料もらって仕事しとんねやからちゃんとせぇよ。資格も持っとるやろが」
「流された・・・」
「・・・あ、来た」
「あ、たくやくんのお母さん!こんばんはー、あ、いえ全然大丈夫ですよ!」
「・・・あの・・・ちょっといいですか?」
「・・・亮先生?」
「うちはちょっとくらい時間すぎても大丈夫なんですけど、ただやっぱたくやくんさびしかったみたいなんで・・・僕から言うのはどうかと思うんですけど、次からは時間通りに来てあげてください。すみません。」
「・・・・・・・・・えーと、じゃあねたくやくん!また明日ね!」
「たっくん、明日またお絵かきの続きしよな!」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・言わずにはいられなかった?」
「おん」
「でもたっくんのお母さんだって遅れたかったわけじゃないし、仕事の都合って言ってたじゃん」
「でも子供は待っとんねん。待つのさびしいやんか。約束一番大事にすんのって子供やろ?大人がそれあっさり破ったら、傷つくし」
「・・・まぁねー・・・」
「親側のフォローはお前がせぇよ、先生」
「えっ・・・ただでさえ若くてなめられがちなのに?」
「それはもう、態度やろお前の。どっしりしとったらええんちゃう?」
「どっしり・・・」
「体型はそれ以上どっしりなったら困るけど」
「え、余計な台詞ー・・・!」
「っしゃ、さっさと日誌書いて飲み行くでほら」
「どっしりさせてんの亮先生じゃん!!」









(03/17 きびしめ保父さんゆるめ保母さん。幼稚園つか保育所、むしろ託児所ってレベルの規模っぽい。「先生」って呼び合うのって面白いよね。)