「そうそれでレジ行ったらさー」
「・・・あ、ちょっとごめん待って!・・・もしもしぃーノリカちゃーん?え、ううん平気、どしたの?え、マジでー?明日?あぁ明日俺いるいる!来てくれんの?うっそー超嬉しいんだけど!じゃあいつもの席、空けとくから!うん、はーい!ありがとね!」
「・・・・・・・」
「ごめんごめん」
「いいよ。・・・えーと、そうレジのお姉さんがね?アップルティー頼んだのに」
「・・・・・・・・・」
「・・・バイブ鳴ってるのわかってるよ、いいよ、出て」
「マジごめん・・・。・・・はーい慶ちゃんでーす!えー?わかるよ、ユミコさんでしょ?わかるに決まってんじゃんユミコさんの声俺大っ好きなんだから。嘘じゃないって!マジ今ちょうど声聞きたいなーって思ってたって!あ、そうだこないだのツヨシさんのバースデーイベント来てくれてありがとね!やっぱ俺も人集めなきゃ立場ないからさ、ほんと来てくれて助かったよ!・・・え、マジで?いいねぇそれ、行きたーい!うん、うんうん、じゃあまた連絡しまーす!」
「・・・・・・どこへ行くんですか?」
「六本木のレストランだそうです・・・行っていい、ですか・・・?」
「いいよ行きなよ。仕事でしょ?」
「・・・あ、なんかケーキとか持って帰れるのあったら包んでもらうから!」
「はいはい」
「えーと、それでアップルティー頼んだのに?」
「そう、それなのに『レモンおつけしますか?』って」
「あっ・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・マジで、ごめん・・・」
「・・・いいよ、どうぞ・・・」
「・・・もしもーしヨシノさん?え?いやいやいや、元気だよ?そーんなことないってぇ彼女とか俺いないし!マジでマジで!うん、え、明日?あーオッケオッケ!じゃあ明日駅着いたら電話して?迎え行くからさ!うん、楽しみにしてまーす。はーいバイバーイ!」
「・・・・・・彼女いないんだー・・・。」
「いやっ、えーとこれは営業トークでー」
「嘘だよわかってるよ、ホストだもんねしょうがないよねぇ」
「・・・・・・ごめんほんっとに・・・でも俺ね、物はほんと受け取ってないから!指輪もネックレスもー、と一緒に買いに行ったやつだけだし」
「知ってる知ってる、そんくらいで不安になったりしないから」
「今日はもう俺だけのものだしー、・・・つか明日も明後日も、誰とデートしてても!一番にのこと考えてるからね」
「ん、ありがとね」
「・・・それで、レモンが?」
「それはもういいや、レモンの部分オチのつもりだったから」
「え・・・」
「オチを営業電話で潰されたよね」
「・・・・・・重ねてごめーん・・・!」









(03/17 ホストにしてしまった自己嫌悪。しかしホストの彼女は大変ですね。心にゆとり持たないとやってらんないね。)