「やっべーの。何でってあんな美人なんだろ?」

「・・・。」

「ピィ聞いてる?」

「聞いてる聞いてる。」

「つーかこないだも屋上で2人っきりで話ちゃって、」

「・・・。」

「ちょ  、亮ちゃん聞いてんの?」

「聞いてへん聞いてへん。」

「いや聞けよそこはっ!!!!」

「聞けるか!!もうその話何回目やと思とんねん!!!!!」









「えー。良いじゃん別にー。」っつったら亮ちゃんのコメカミにはピキリと筋が浮かんで「良い訳ないやろ!!!」って怒鳴られる。そしたらぴぃまで「まぁ3ヶ月も大して進歩の無い話されたら誰だって飽きるよなー。」なんて言い出して   。



なんつー友達甲斐の無いヤツラだ。









「仁きゅん拗ねちゃう。」

「勝手に拗ねとけ!!!!」

「えーーーー!!!」

「つーかお前も良くやるよな。全っ然相手にされてねぇっつーのに。」

「んな事ねぇ!!!!!!」

「いやあるやろ普通に。」

「むしろそれしかない。」

「何でだよっ!!!!?」

「 いや  、だって  ・・・なぁ?」

「お前にとか無理やて。レベル高すぎ。」

「分っかんねーじゃん!!!」

「分かれやそろそろ!!!!」

「分っかんねー!!!」

「はぁ・・・。」

「つーか俺、仁がこんなに長い間片想いするとは思わなかった。」

「お前1ヶ月やった?」

「亮ちゃんは2週間だったじゃん?」

「  へ? 何の話?」

「お前の片想いがどんだけ続くかっちゅー賭け。」

「うっわ!ひっでぇ!!!!」









んだよソレ。俺の愛を舐めちゃってんの? チョー腹立つんですけど。 言っとくけど今回の俺はちょーマジなんだぜ? 綺麗な顔に浮かんだ不機嫌そうな表情とか、追いかけても追いかけてもスルッと逃げられちまうとことか、 もう彼女のやる事なす事全部ツボ。





「お前ら見とけよ。ぜってぇ見返してやっから!」って捨て台詞を残して向かう先はいつもの屋上。



扉を開ければ今日もツレナイお姫様がそこに居る筈だから。













逃がしやしねえよ

「仁きゅん燃えちゃってるねー。」「ほんま暑苦しいわ。」