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(渋横雛大丸安)
「・・・なんでそんなにチョコもらってはるんですか?さんが」 「毎年のことやんか」 「俺らん中で誰より多くチョコもらうのはずーっとや。そうやろがずっと」 「せやなぁ、ありがたいな」 「ってかこういうの誰にもらうんすか?男のスタッフとかにもらうわけちゃうでしょ?」 「女の子からしかもらってへん。その辺の子らに」 「その辺の子らにチョコもらう意味がわからんもん」 「モテるんやわやっぱり」 「宝塚か」 「そのくせお前俺らにはくれへんやんか毎年」 「え、信ちゃんたちももらったことないん?こんなに長い付き合いやのに?」 「ないよ!」 「俺もなーい」 「俺もないな。っつか俺はいらんわこいつからのチョコとか」 「せやろ?ほしがったらあげるけどみんなわりといらんって言うからさぁ。ほな用意したって無駄やんか」 「タッキーにはあげとったんやろ?」 「付き合っとる間?そらもちろん、あげたあげた」 「今はあげてへんねや」 「今もあげとるよ、あたしバレンタインにはお父さんとヒデにだけ渡すもん」 「へ、なんで!?」 「お父さんはわかるけど、え、だって滝沢くんとはもう付き合ってないのに!なんでいまだに渡すんすか滝沢くんに!」 「ほしいって言うもんヒデは。毎年だいたいひと月前には言うてくるし」 「そんなん言うんや」 「素直になったもん勝ちってことやな、結局は」 「せやからあれや、結局ほしかったら言わなあかんねんこいつは」 「待っとるだけじゃもらえへんからな」 「え、じゃあ欲しい!」 「あ、俺も」 「わかった、来年な」 「来年!?」 「え、来年すか!?」 「今年分やれやお前」 「だって今から急いで準備したって明日とかになるやんか。14日以降に渡すのはあかんやろ」 「なんもあかんことないですよ!」 「あかんの。そこはきっちりしたいねん」 「頭かったいな」 「めんどい女」 「やかましいわ。せやからもう、今日が14日やねんから今日以降に欲しいって言うても来年分の予約になるんでご了承ください」 「え、覚えてはるんですかそれは、来年まで」 「手帳に書いとくから大丈夫や」 「きっちりしとんなー・・・」 「そんなお前にひとつお願いがあんねやけど」 「なん」 「無理を承知で」 「無理を承知しとんねやったら言わんほうがええんちゃう?」 「一応一応!」 「じゃあ一応聞きますわ。なんですか」 「亮にチョコあげて。」 「・・・あー、なるほど」 「せやな、あとついでに内にもあげてほしいなここはやっぱり」 「なんでやねん、二人からは何も言われてへんよ」 「そら知らんもんあいつらは、チョコが予約制とか」 「待っとると思う」 「特に亮ちゃんはな」 「せやな、もらえへんのが当たり前ってこと知らんかったら大ダメージ受ける可能性もあるから」 「口に出してはそら言わんよ。せやけど、待っとると思うで」 「・・・でもなぁ・・・会うの明日やん、もう15日やん」 「そう、せやからそこはー、もうお前、の度量や」 「器のでかさやな。ちょっと頭やぁらかくして、自分のこだわりからちょっとだけ踏み出して!お前のこと大好きな後輩を喜ばしてやれるかどうか!」 「なんでもええの、コンビニで売っとるチョコでも十分なんすよ。憧れのさんからもらえたってだけで、もう亮は最高に幸せなんです」 「もちろん俺らに言われたとかそういうのは全部伏せてやで?お前があげんねん、錦戸に」 「・・・んー・・・」 ⇒ (みんな錦戸さんと内くんに甘い。) |