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(山慶加手増錦)
「今年もやってきましたけどもこのシーズンが」 「今年はなんですか!」 「今年はなんと!チーズケーキです!」 「・・・・・・え、一個、一個いいっすかコレ言ってもいいっすか」 「どうぞ!」 「去年もチーズケーキじゃなかった!?」 「だよねだよねだよね!俺の記憶違いじゃないよね!?」 「そうです二年連続チーズケーキです。しかし!!あれは手作りこちらはお取り寄せ」 「・・・お前なにお取り寄せにハマっとんねん」 「自分で買いに行く時間なかってんもん」 「え、これどこの?」 「千葉の牧場さんの、まぁ要は絞りたての牛乳で作ったチーズを使用したチーズケーキです!!」 「おぉーーー!!」 「あ、でもそれ聞くとおいしそうだわやっぱり」 「せやろー?工場で作っとんのとちゃうよ、牧場のひとたちの手作りですよこちら」 「マージでー?」 「手間ひまかかってますね!」 「牛育てんのにも手間ひまかかってるんだもんね。頑張って育てた牛から頑張って牛乳搾って、それで頑張ってチーズケーキ作ってるんだよ?」 「すごいね」 「すーごい頑張りようだよ」 「感謝してくださいよ牧場のおじさんに」 「・・・え、おじさんなんだ・・・」 「せめておばさんじゃないんだ・・・」 「だってここにほら、『私が作りました』の紙が」 「あーほんとだ」 「・・・あー・・・優しそうなおじさんだー・・・」 「牧場のおじさんの手作りチーズケーキですよ」 「・・・なんかさ、なんかなんか!なんかこれからもらったっていうのはわかってるんだけど、なんでかこのおじさんからバレンタインギフトもらった感覚になるのはなんで?」 「なる。わかるわそれは、なる。」 「でもまぁおじさんにも感謝しつつ食べてほしいんで、ええんちゃうかな」 「いや、まぁねまぁねそれはそうだよね」 「牛にも感謝、牛を育てた草にも感謝で」 「でもなーバレンタインにおじさんから・・・・んー・・・なぁー・・・」 ⇒ (食いてぇなこれ。) |