「えー、何故か私、男装しております・・・え、ほんまコレなんでなん?」
「え?なんでって?」
「いらんやろ、コレ だって女性の危険がどうこうって特集やのに!ええやんヤスの女装で検証したやん!」
「まぁええやんか、せっかくやし!学ランです!似合う似合う!」
「おん、格好ええよ!」
「ちょ、ヤスと並んでみ」
「・・・こう?」
「・・・ 違 和 感 ゼ ロ なんやけど!!(ヒャヒャヒャヒャ!!)」
「そうかぁ!?」
「いやえらい微妙な気分やわー」
「まぁとにかく!僕らはワゴンから見てるのでー、何事もないとは思いますけど気をつけて!行ってきてください!」
「はーい・・・」







「・・・さて、どうなるでしょうか」
「でもやっぱ男の子にはそんなに危険はないと思いますけどねー」
「それにしてもかっこええな」
「おん、普通にかっこええよアレ。男前な、」
「・・・え、ちょっと」
「え?え?何この子たちは!??え!??早!早ない!?」
「・・・・・・えー、ただ今が、女子高生ですかね?女子高生二人・・・に話しかけられてます。え、コレ音声入るん?」
「入るやろ、ちょっと静かに・・・」



『ねぇねぇ、今一人?』
『遊びに行かない?』
『・・・え、いや、』



「あ、案外声でバレへんな」
「でもコレ結構も声低くしてるで」



『え、ダメ?』
『はい、ちょっと・・・予定あるんで』
『えーじゃあアドレス!教えて!プリクラとかないのー?』



「めっちゃ押されてます、めっちゃ押されてますよ」
「すごいなこのー、この女の子たちがスゴイと思う」



『いやほんとごめんなさい、ちょっとそういうのは・・・』
『・・・そっかー、じゃあまた今度ね!』
『絶対だよー!』



「あ、女の子たち諦めてくれましたね。去っていきます」
「ちょ、そこから離れよか・・・あ、じゃあ一旦戻ってきて!」




「おかえりー!!」
「おかえり!え、なんなん今の!」
「びっ・・・くりしたわー・・・あの子たち超押しが強いで!ガンガン来る!」
「早かったなー降りてちょっと歩いてすぐやん!」
「正直恐かったですよー」
「ほんでもバレへんかったな!声変えてたねー!」
「あと標準語上手やな
「アレなぁ、なんかあの空気は、標準語に なるよ !」
「え、狙ってやったんと違うの!?」
「ちゃう!なる!なってしまう!」
「ヒャッハッハッハ!なんでやねん!!」
「・・・さて、逆ナンという危険を見つけました。どうします?もっかい行ってみますか?」
「えー・・・・・・」
「行ける?」
「あー、・・・じゃあ、行き ま す!」
「おお!エライ!」
「無理せんでな!アカンかったらすぐ帰っておいでな!」
「うぃ!」






「・・・はい、じゃあ今度はそっち側に歩いてみてください」
「こっちはね、ちょっとさっきより人通りが少ないですね」
「さらに何かが起きるのか!」










「・・・えー、15分くらい?経ちましたけど、何もないかな?もうさすがにー・・・」
「・・・あっ!!」
「ああ!なんか来たで!!・・・えー、今度は男のひとですねコレね?」
「スーツを着た男の人に声掛けられました!音声音声!!」




『あのー私、○○という雑誌の編集部の者なんですけど・・・キミ今高校生?』
『え、・・・はい』




「あ、雑誌出しましたね。えー編集部ということは・・・?」
「スカウト?ですか?でもこのー、○○なんて雑誌知っとる?」
「いや知らんなぁ・・・」
「怪しいなぁ」
「うん、怪しいー」




『あのーこの雑誌の読者モデルを今、この渋谷で探してて』
『はぁ、』
『で、キミね、すごいかっこよかったから!』




「うーわ、なんやすごい持ち上げられてる」
「すごいあのー、ノリが軽い!軽すぎて胡散臭いな」
「うん、思う思う」




『それで、今時間ある?ちょっと事務所がすぐ近くにあるから、話だけでも』
『あー、いえ、時間ないので・・・』
『でも勿体ないよ、かっこいいのに!』




「勿体ないの意味がわからん!」
「ちょ、危ないことない?誰か行ったほうがええんちゃう?」




『いや本当に、すいませんけど』
『・・・そっかー、じゃあ名刺渡しておくからさ、もしよかったら電話して!』
『・・・はぁ・・・』




「あ、大丈夫?諦めた?」
戻ってー!!」




「え、めっちゃこわい今のほんまに恐かった!」
「いやー結構強引な感じやったなぁ、見ててわかるくらいやもん」
「・・・・・・た、ただいまぁ!!」
「おおーおかえりー!!」
「おつかれー!!」
「めっちゃ怖い!!!東京怖い!!!」
「大丈夫!もう大丈夫やで!!」
「よう頑張ったな!・・・やっぱ最初に声掛けてきた女子高生より今のんほうが、」
「もう比やない!!今のひとは目ェが怖かったもん!!」
「そういや名刺渡されてたな、ちょお見せて・・・・・・・・・おん、やっぱ○○いう雑誌なんて知らんなぁ」
「そう、雑誌見せてきたけど、見たこともないやつやった」
「この出版社の名前も知らんもんなぁ」
「こわ!こーわ!!」
「やっぱり男の子でも危険なことはある、と!」
「あります!みんな気をつけなあかんよ!!」
「・・・ハイ!じゃあ今週の検証はここまで!」






「あーほんまこわかった東京怖い東京怖い・・・」
「・・・なんかそんな漫談あった?」
「それ、『饅頭怖い』やで」








(03/09 危険ですので真似しないように)