「お前には悩みとかないんか」
「あー・・・・・・」
「ないんか」
「あーのねー・・・」
「おう」
「キャッチが多い」
「・・・・・・は?」
「キャッチ。キャッチ、セールス」
「・・・・・・」
「東京は多いねんなそういうのな。歩いてたら必ずなんか来る」
「何が来んねん」
「多いのはカットモデルやりませんかーとかネイルアートに興味ありませんかーとかやな」
「はぁ」
「あとはお水系のお仕事のスカウトも多いな」
「・・・」
「うん、つーか全くね、あたしは顔が売れてないんやなと思い知るよね」
「まー、まぁな。知ってたらそんなん来ないわな」
「なおかつーなおかつー、芸能人的なオーラもないとね」
「まぁそらそーやろな。お前はないわ。オーラとか」
「そんなにないですか」
「ないな。っちゅーオーラもない。なんもないねんこう、キラキラしたもんとか」
「それあたしアイドル続けててええのかな」
「続けるしかないやろな」
「うーん」
「で、お前そういうんどーすんの。スカウトとかモデルとか」
「ちゃんと断わりますよ。興味ないですーとか言うて」
「しつこく来たりはせぇへんのや」
「まぁそうやね。とりあえず声かけとけ、みたいな姿勢なんやないの、そういう人たちも」
「・・・で」
「え」
「それがお前のー、」
「あーうん、悩みっちゃー悩みー、ですよねー・・・」
「・・・・・・」
「あ、あと今一個加わった!オーラが出ぇへん!悩み悩み!」
「・・・・・・・・・」
「え、すばるくん?どこ行くん!すばるくーん!」








(03/13 ほんと多い)