「・・・、」
「・・・ごめん、泣けてきた」
「ええよ、泣いてまえ泣いてまえ。そーやって頭ン中きれいにすんねん人間」
「でも、泣きたない」
「そんでも。泣かなあかんときもあんの。・・・今は泣くべきやねん、は」
「・・・ごめん、ほんまごめん」
「亮もなー言い方きっついからなー・・・まぁならわかるやろ。亮怒ってたけど、そんだけ本気やっちゅーことやんか。本音言うてくれたんやな」
「うん」
「よかったやんけ、本音聞けて」
「ほんまに・・・あたしが一番気にしててんな、性別とか」
「・・・気にするんも当然やと思うよ。あんだけ周りに言われてきてんねんから」
「そんでもみんなに失礼やった・・・ただのワガママ言うてるだけやったんやから」
「ワガママでもないて。もともとは、俺らに心配させんのが申し訳ないって思ってたくらいなんやろ?それは、が優しいだけや」
「優しないよ」
「優しいのー。は間違いなく優しい」
「・・・」
「みんな優しいねん、みんな。ヤスも亮も優しい」
「マルちゃんも、優しい」
「ありがと。・・・優しいもん同士が一緒におれるんやから、めっちゃ幸せよな。いっつもお互いがお互いのこと思いやりながら、一緒におるってことやん」
「・・・せやな」
「俺はそれを幸せと呼びます」
「・・・あたしもそう思います」
「じゃあはさ、この幸せな環境の中におるんやから、好きなようにやったらええねん。つーか、今までどおりにやっていこ?」
「・・・」
「それだけでええねんから」
「・・・ええのかな、」
「十分。俺らはー、がいてくれるだけで十分やと思ってるから。これ以上なんかしたらな、とか、こいつらのためにもっと頑張らな、とか、そういうんはナシ。そういうのって、一緒にやっていくもんやから」
「・・・うん」
「とりあえず、は体治して、」
「うん」

「で、早く、帰っておいで。の帰る場所、ちゃんとあんねやからな」
「・・・・・・うん」







(03/19 まじめはだめだ)