「あー・・・ヴァン・ムスーのブーケ・ドールを、グラスで2つ」
「・・・・・・・・・」
「はい、もうコース始めてもらって大丈夫です。お願いします」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・なんやねん」
「・・・・・・・・・・ヴァン・・・なんとかのなんとかドールって何?」
「スパークリングワイン」
「え、かっこえ・・・なんなん、そんなに詳しいん?」
「そんな言うほどちゃうで?前飲んでうまかったからそれ頼んだだけ」
「そっかぁー・・・え、で、コースも予約してあったん?」
「おん、そらそうやろめんどくさい。ここハズレメニューとかないから、全部うまいから大丈夫や」
「わー・・・こういうふうにちゃんとしてもらったんとか、ほぼ初めてやわ」
「ちゃんとって?」
「だから、迎えきてもらって、お店予約してあって、ちゃんと壁側に座らせてもらって、飲み物まで決めてもらうっていう一連の流れ」
「あー・・・」
「でもヨコちゃんめっちゃ普通にスマートにそういうことすんねやな。なんかいつものヨコちゃんとちゃうわ。ゲームばっかしとるヨコちゃんやないもんもう」
「お前の中で俺のイメージはゲームしかないんやな」
「まあ正直。や、今はちゃうで?今めっちゃ見直してんもんあたし、ヨコちゃんのこと」
「おん、その気持ちを忘れんなよ」
「はーい」
「わかったな?」
「はーい」
「・・・・・ほな、これ」
「・・・・・・・・・・・・・え」
「誕生日プレゼント。後から渡すのがええんやろけど、俺ずっと持っといたら失くしそうやし」
「え、うそ、ええの?」
「やる」
「・・・・開けても?」
「どーぞ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なん、コレ、このネックレスってあのー、」
「プラチナ」
「プラッ・・・!!!いやこんなん、絶対高かったやろ!え、もらえへんよ!」
「もらえや。俺がこれ持っといてなんになんねん質屋に持ってってまうわ・・・・・・いや、そうやなくて。まぁええやん誕生日やし、多少値段張ってもええねん。俺そういうの好きやし」
「・・・・・・・あ、ありがと・・・」
「・・・つける?」
「うん」
「じゃつけたる」
「・・・う、ん」
「・・・・・・ほれ、そっち向いて。これの金具が前に来やんようにせな台無しや」
「あ、はい」
「ちょっと後ろの髪の毛どかすで。前やってもええ?」
「うんうん」
「・・・・・・・・・・・・はい、できた」
「・・・ありがと。どうやろ?」
「・・・似合うやんけ、思った以上に」
「アハっ!思った以上に?」
「正直そんなに期待してへんかったからな」
「・・・・・・」
「まぁ馬子にも衣装みたいな感じか」
「・・・・・・・や、嬉しいわそれでも。たとえ馬子にも衣装だとしても!」
「大事にせぇよ」
「・・・うん。一生の宝物にする」








(06/27 以上、なんですけど・・・かっこよく・・・できなかったよねー・・・大人の雰囲気とかdokidokiとかほんとなくって・・・すみません無理でした・・・泣き。)