「錦戸はさぁ、一番なんかこう、幼馴染みたいな関係でしょ?」
「そうっすねぇ。おとんで兄ちゃんで弟で親友で彼氏みたいな」
「彼氏っ!?」
「ポジションポジションポジションポジション!!何やあのー、比喩!!比喩みたいな意味で!」
「いや比喩で彼氏って出てこないでしょ!普通!」
「そんなことない!そんなことないですあたしは使う!イコールあたしが普通やないってことになってもええ!あたしは使う!深い意味はない!!」
「はぁ、・・・まぁまぁ、ね。いいよじゃあ。うん、それで?」
「そう、おとんで兄弟で親友で彼氏、一人で何役もできるという」
「お得なね」
「お得な存在ですよね亮ちゃんは。お得な存在です。」
「・・・え、結論?今の」
「え、あかん?」
「うっすいなぁー・・・」
「うっそ。マジですか?薄いかなぁ今の」
「ここが好き、とかないの?」
「ここがー・・・?えー・・・基本的に全部好きですよ?」
「特に特に」
「特に、となると・・・せやなぁ・・・えー・・・」
「ないの?」
「あるよ!ただこう、優しいとこも厳しいとこも好きで、全体通した錦戸亮が好きやから、こう、部分部分で見ることに慣れてへんから!なかなか出てこないっていうだけ!」
「じゃあ逆に嫌いなとこあげるほうが簡単?」
「カドが立つやないですか」
「本人いないんだから俺が言わなきゃそれで済む話じゃね?」
「言うやん」
「言わない」
「絶対言う!」
「絶対言わない」
「・・・えー・・・そう、なぁ・・・ん、わかりました。たまにうっさい」
「わは!」
「あとはね、えーっと・・・怒りっぽいとこかなぁ、無難に」
「怒られる?」
「いやあたしはそんなに。だからこう、周囲とかに対してっすよ。直情型やないですか亮ちゃんって。すぐガツンと言えるっていう、まぁそこいいとこでもあるんですけど。なんやかんやあたしの代わりに誰かに怒ってくれたこととかもあるし、そういうときはほんまハラハラしながらやけどありがとうって思えるし」
「・・・嫌いなところじゃなくね?」
「そうっすね。結局好きですわ」










(12/05 確かに滝沢さんは言わないよね、隣にいるんだから。)