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(山)
ガチャ。 「・・・うわ」 「お邪魔しまーす。はいお届け物、お花さんだよ。玄関鍵かけるー?」 「あ、うん・・・びっくりした・・・インターホンには映ってなかったやん花束なんて」 「隠してましたから死角に。飾ってあげて」 「・・・ありがと」 「バラの花束じゃちょっとあんまりにも狙いすぎかなーって思ってさ。いろいろ混ぜてもらった」 「そか」 「泣いてんの?」 「・・・・・・」 「泣いてたの、ずっと」 「・・・ちゃうよ、今あの・・・びっくりして、今出てん涙が」 「嘘だろ」 「花粉のせいや」 「切花で花粉症かよ」 「・・・ええやんか、」 「よくねぇし。ちゃんと教えてよ」 「・・・・関係ないやん・・・山ピー来る前に泣いとったとしても、あんたには関係ないことやねんから、ええやんか」 「・・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 「・・・・・・関係ないことなの?」 「・・・・・・そう」 「・・・はぁ・・・」 「・・・ため息つかんといてよ」 「嫌い?」 「怒られてるみたいな気持ちになるから」 「怒ってんだよ」 「ほんまのことやんか」 「関係ないってのが?」 「・・・そう」 「・・・・・・」 「せやからもう、帰って、今日」 「・・・ふざけんなよ・・・それで帰ると思う?」 「ええから、もう帰れや!」 「帰らない。何時になってもいいよ、最後まで付き合う」 「そんなん、頼んでない。・・・そもそもなんで今日来たん」 「・・・・・・」 「こうならんように赤西に電話したのに・・・」 「・・・仁は仁なりに、のこと心配したから俺に連絡くれたんだよ。わかるでしょ?」 「・・・・・・・」 「あいつだって、のこと一人で泣かせたくはないんだよ」 「・・・わかるけど・・・それはわかるけど!」 「・・・・・・」 「でも、もう要らんねん・・・もう要らん、何にも」 「・・・・・・仁も俺も、亮ちゃんも?」 「・・・・・・嫌や。・・・山ピーが言ったとおりあたしは一人やないけど、一人がええ」 「・・・、」 「・・・一人にしてください・・・頼むから、帰ってください・・・」 「・・・・・・・・・」 (01/23 もー) |