窓を開けると火薬の匂い。身を乗り出すと、隣のまどから同じように身を乗り出している金髪が見えた。


「・・・あら」
「あれー今更?」
「え、何?何があったん今?」
「今めっちゃ花火上がっててんで。見てへんかったの?」
「うっそ。カーテン閉めてたわ」
「音でわかったやろ」
「太鼓やと思ってた」
「は!?」
「ちゃう、お祭やってんのは知っててんやんかー、で、太鼓の音めっちゃ鳴っとったやん」
「明らかに違うやろ」
「やーわからんかったー」
「あーあ。めっちゃ綺麗やったのに」
「もったいないことしたわー・・・で、え、じゃあヤスはずっと窓開けて見てたん?」
「うん」
「言えやーもー」
「え!?いや気付くんやって普通!」
「ふふ、ですやんねー」
「え、もう寝るん?」
「や、まだ寝れない」
「じゃあそっちの部屋行ってええ?窓と窓で会話してんのもしゃーないやんか」
「そやね。うん、おいでぇや」
「じゃあ行くわ」
「なんか持ってきてな」
「うん、ビールとお菓子持ってくー」










(09/01 夏の終わり。ホテルにて)