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「ハイ。」
「・・・・・・なに?」
「ホワイトデーやんか」
「・・・・・・」
「あ」
「あー・・・」
「あったなぁそんなん」
「すっかり忘れとったわ」
「俺も。つか意識してへんかったそんなの」
「え、うそやん俺1週間くらい前から準備しとったのに」
「や、こちらとしても一切期待してなかったわ」
「せやろ?」
「うっそぉ!」
「や、でも嬉しい嬉しい!ありがとなーヤス」
「どういたしまして」
「何?中身」
「めっちゃすごいで」
「なんやねんな」
「なんやろ、重いねん割とコレが」
「袋こそめっちゃ雑貨屋の袋やけど」
「でもほんま、重さはあるよ」
「それは質量が?それとも気持ちが?」
「わは!気持ちが?って」
「気持ちが重いってどういうことやねん!」
「そのまんまですけど?」
「質量の話に決まっとるやんか!なぁ!?」
「・・・どっこいどっこいやな、気持ちと質量」
「なんでそんなん言うん?」
「どっこいどっこいなんや」
「え、ちょっと持たして。・・・あー・・・」
「え、どれ・・・あ、この重量の気持ちは結構重たいですよこれは」
「どっこいどっこいやろ?」
「確実にどっこいどっこいですね。気持ち・質量、共に重いという」
「全体的に重いお返しや」
「え、待ってなんで俺唯一きちんとお返しあげたのにこんな批判されとんの?」
「仕方ないやろ」
「仕方ないことないやろ!」
「それにな、批判ちゃうよ。冷静な分析や」
「いらんやんそんなの!」
「開けてみろや、中身なんやねんほんまに」
「じゃあ開けますねーオープーン!」
「・・・・・・でっっっっっか!!!」
「え、何これ何これ!」
「チュッパチャップス?」
「こんなでかいのアリか!?何週間かかんねん舐め終わんのに!」
「ちゃうねんこれはケースでー、中身に普通のチュッパチャップスが30本くらい入っとんの!」
「すっご、こんなん初めて見たわ!」
「おもろいやろ?」
「おもろい!」
「こういうん好きやろ」
「めっちゃ好きや、こういう下らない系!」
「これきちんと製作者がおんねん、『これはええぞ!』て思って作った人間がおんねんで。下らんとか言うたらあかんやろ」
「あぁそうか失礼やな!失礼しました!」
「俺らに謝られてもって話ですけどね」
「じゃああたしが言いたかったんは、こういうものを買ってくるヤスの下らなさの部分やったってことでどうよ」
「な、」
「あー、たしかにそれなら納得できるわ」
「こんなん選ぶって相当下らんセンスしとるで」
「なんっでやねんチュッパチャップスおいしいやん!いっぱいあっても困らんやん!」
「しかもキャンディーってとこがホワイトデーっぽいしな」
「そうまさにそう!これ以上のプレゼントはないって思って俺これ買ってんで?なのに・・・」
「冗談やんか、嬉しいよ!」
「ほんまに?」
「ほんまに!ありがと!」
「じゃあ話もまとまったってところで・・・こちら、俺らからの連名のお返しってことでよろしいですか?」
「はぁ!!?」
「異議なーーーし」
「ええな、そうしよ」
、これ俺らからのお返し」
「いやいやいやいや、・・・・・いやいやいやいや!!おかしいやろそれ!」
「なんもおかしいことないよ。お前が代表して買いに行ってくれたんやんな」
「代表とかちゃうよ、俺だけがこれ」
「みんなで相談してな、なんかええ感じに面白いプレゼントないかなって」
「あーーーーあの打ち合わせは長かったな」
「なかった!!そんなんなかった!!!」
「打ち合わせの結果のチュッパチャップスですから」
「うそばっか!なんなんみんなして、こっすいこと言うなや!」
「じゃあなんやねん、割り勘したら満足すんのか?」
「うーわ、さもしい。」
「さもしいって!初めて言われたわそんなん、つか別に割り勘とかの問題やなくて」
「こすいのはどっちやって話やな。いくらや?」
「・・・ヤス・・・」
「なんなんですかその目!つかそういう方向で話進んでへんやんか!!もー嫌これぇー!!」









(03/23 ホワイトデー当日の話ね。)